嵐の前の静けさ 2015 4 26
「嵐の前の静けさ」
2015年4月19日の日本経済新聞Web刊には、このような記事がありました。
ギリシャのデフォルト(債務不履行)の足音が、ひとひたと迫っている。
それなのにユーロをめぐる市場の風景は、いかにも奇妙な感じがする。
何でも賭け事の対象にするロンドンのブックメーカーは、
このほどGrexit(Greece exit ギリシャのユーロ離脱)を賭けの対象から外した。
金融不安を招くと自粛したのではない。
離脱に賭ける人が多すぎて、もはや賭けが成立しなくなったからだ。
(引用、以上)
世界は、ギリシャの「計画的な離脱」に備えているから、静かでしょう。
今までの危機は、「突然の離脱」に不安を感じていたからこそ、
「今、そこにある危機」になったのでしょう。
しかし、インターネットの世界では、
ギリシャ国内でハルマゲドン、
いやドラクマゲドン(Drachmagedon)が起こるのではないかと懸念されています。
あれは、いつだったのか。
ギリシャのピレウス港で、ミネストローネ・スープを飲みながら、
美しい夕焼けを眺めていたのは。
そして、魚料理が運ばれてきて・・・・・。
それは、味にうるさい日本人でも納得できる料理だったのです。
「これは、日本料理に通じるものがある」と思ったものでした。
あの時は、確かにドラクマを使っていました。
今でも、私は、あの時のドラクマ紙幣を持っています。
また、使える日が来るのでしょうか。
夕陽に色づくピレウス港。
いつまでも、いつまでも記憶の片隅に残っていて、
今では思い出が夕陽を作りつつあります。
ああ、シンタグマ広場から見た、
衛兵の交代式は、見事だった。
そして、シンタグマ広場に面する「Hotel Grande Bretagne」も威厳と誇りに満ちていた。
一市民が、ギリシャを助ける手段は、
観光に行くことでしょう。